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皆さま、こんにちは。

韓国も日本と同じように諺(ことわざ)があって、日本と似ている諺もあれば、意味は一緒だがフレーズが違ったり、日本にはない諺もあったりで調べるとかなり面白いです。

ことわざ

【속담】
意味:ことわざ
発音:sok-ttam

漢字は「俗談」と書きます。

諺(ことわざ)とは、特定の文化や言語圏で生まれた短い言葉や文句のことです。特定の文化や地域で発展し、その国や地域の歴史、伝統、価値観、知恵などを反映しています。

韓国独特の諺は、日本よりも面白いものが多いので楽しんで覚えられると思います。

ことわざ一覧 ㅈ~ㅎ

子音ㅈ~ㅎの98個のことわざを掲載しています。

子音 ㅈ (44)

  • 자라 보고 놀란 가슴 솥뚜껑 보고 놀란다

直)スッポンを見て驚いた胸、釜の蓋を見て驚く
意)昔は、釜の蓋を鉄で作っており、スッポンに噛まれたことある人がスッポンの甲羅に似ている蓋を見てギョっとするという意味で、ある物事でトラウマがある人は、似たようなものを見ただけで怖がるということ

日本の諺羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く
熱い汁物を食べて懲りたので、冷たい食べ物にまで息を吹きかけて食べようと用心するということ

  • 작은 고추가 더 맵다

直)小さいトウガラシがもっと辛い
意)唐辛子は、大きいものより小さいものの方が辛いということから、小さくても優れた能力があるということ

日本の諺山椒は小粒でもぴりりと辛い
山椒の実は小さいが非常に辛い。身体は小さくても、気性や才能が非常に鋭くて優れていることのたとえ

  • 잘되면 제 탓 못되면 조상 탓

直)うまくいけば自分のせい、悪ければ祖先のせい
意)事が上手くいけば自分が頑張ったおかげ、事が上手くいかなければ他人に責任転嫁することを比喩的にいう言葉

  • 잠을 자야 꿈을 꾸지

直)眠ってこそ夢を見る
意)寝ないと夢を見れないという意味で、①ある成果を上げるためには、それに相当な努力と準備が必要だということ。②原因なく結果が望めないということ。

  • 장구를 쳐야 춤을 추지

直)鼓を打たなきゃ踊れない
意)太鼓を叩けばダンスができるという意味で、どんな仕事でも環境と条件が整っていれば仕事がもっと上手くいくということ

  • 장님 코끼리 다리 만지듯 한다

直)盲目の人が象の足を触るように
意)一度も象を見たことのない盲目の人が象の足をなで、自分が触った一部分だけで象について述べるという意味で、物事の全体を見ず一部だけを見て判断するということ

日本の諺群盲象を撫づ/群盲象を模す/群盲巨象を評す

  • 재수 없는 놈은 뒤로 자빠져도 코가 깨진다

直)運の悪い者は後ろに倒れただけでも鼻がつぶれる
意)やることなすことうまくいかず、思いがけず大きな不幸も生じるということ

  • 저승길이 구만리

直)黄昏路は九万里
意)あの世ははるかに遠いという意味で、まだ生きる日がたくさん残っていることを指す言葉

  • 절에 가서 젓국 달라한다

直)寺に行って塩辛の汁をくれという
意)人または物などがありえないところに行って突拍子もなくそれを探す場合を比喩的に指す言葉で、とんだ事をするということ

  • 젊어서 고생은 사서도 한다

直)若いときの苦労は買ってでもせよ
意)若い頃の苦労は将来のために良い経験になるから買ってでもしろということ

  • 젓갈 가게에 중

直)塩辛の店に僧侶
意)まったくかかわりのない人が現れるという意味で、とんでもないことに目覚める場合を比喩的に言う言葉

  • 정들면 고향

直)情が入れば故郷
意)どんなところでも慣れれば、そこが居心地のよい故郷のように思えるということ

【類】정 붙이고 살면 고향이다:情がつき、住めば故郷だ

日本の諺住めば都
どんな所でも、住み慣れるとそこが居心地よく思えてくるということ

  • 제 꾀에 제가 넘어간다

直) 自分の策略に自分がはまる
意)人をだまそうとした罠に自分が落ちるという意味で、謀り過ぎると損をすることになるということ

日本の諺策士策に溺れる
謀略に富んでいる人は、様々な細工や仕掛けを巡らしすぎて反対に失敗するという言葉

  • 제 눈에 안경

直)自分の目に眼鏡
意)つまらないものでも気に入ればよく見えるという言葉で、人の好みは様々ということ

日本の諺あばたもえくぼ
好きになると、醜いあばた(発疹の跡)さえ可愛らしいえくぼに見えるということ

  • 제 버릇 개 못 준다

直)自分の癖は犬にやれない
意)身についた悪い癖はなかなか治らないというたとえ

日本の諺三つ子の魂百まで
3歳頃までに人格や性格は形成され、それは100歳まで変わらないという意味

  • 제비는 작아도 강남을 간다

直)ツバメは小さくても江南に行く
意)体は小さくても自分の役割は十分に果たすというたとえ

【類】거미는 작아도 줄만 잘 친다:クモは小さくても巣作りだけは上手だ

  • 제 살 깎아 먹기

直)自分の肉を削って食う
意)自ら損になることを及ぼすこと、自滅行為

  • 제 얼굴에 침 뱉기

直)自分の顔に唾を吐く
意)人を傷つけようとしてかえって自分が害を受けることになるということ

【類】누워서 침뱉기:寝て唾吐き

  • 제자가 스승보다 낫다

直)弟子が師匠より優れている
意)教えた者よりも教えを受けた者の方が優れているということ

日本の諺青は藍より出でて藍より青し
青色の染料は藍から取るが、原料の藍よりも青いという意味で、教えを受けた人が教えた人より優れることを指す言葉

  • 제 팔자 개 못 준다

直)自分の星回りは犬にやれない
意)定められた運命は捨てることができないということ

  • 조밥에도 큰 덩이 작은 덩이가 있다

直)粟飯にも大粒小粒がある
意)何にでも大小の区別があるということ

  • 종로에서 뺨 맞고 한강에서 눈 흘긴다

直)鐘路でビンタされて漢江で睨みつける
意)意外な所や全く別のことで昔の恨みを晴らすということ 

日本の諺江戸の敵を長崎で討つ
筋違いなことで、過去の仕返しをするということ

  • 종잇장도 맞들면 낫다

直)紙1枚も二人で持てば軽い
意)簡単なことでも協力してやればずっと簡単だということ

【類】백지장도 맞들면 낫다:白紙も二人で持てば軽い

  • 좋은 약은 입에 쓰다

直)良い薬は口に苦し
意)良い薬は苦くて飲みにくいが、病気にはいいという意味で、忠告は耳障りだが本人には有益ということ

日本の諺良薬口に苦し
効き目のある薬が苦いように、適切な忠告は聞くのがつらいが本人のためになるというたとえ

  • 죽도 밥도 안 된다

直)粥にも飯にもならない
意)どっちつかずで、中途半端になるということ

日本の諺帯に短し襷に長し
一方では足りず、もう一方では余り、中途半端でどっちつかずで役に立たないということ

  • 죽 쒀서 개 준다

直)粥を炊いて犬にやる
意)犬のために作った粥ではないのに、犬にあげることになるという意味で、成し遂げた成果をほかの誰かに譲る結果になってしまうということ

日本の諺無駄骨を折る
頑張ってしたことが役に立たなかったということ

  • 죽을 때까지 배워도 다 배우지 못한다

直)死ぬまで学んでも全部学べない
意)知識は無限だから学習は死ぬまで続けるべきだという言葉

  • 중이 고기 맛을 알다

直)坊主が肉の味を分かるようになる
意)坊主は肉を食べないのだが、肉の味を知ると夢中になるという意味で、物事の面白さが分かると夢中になるというときに使う言葉

  • 중이 제 머리 못 깎는다

直)坊さんは自分の頭を刈れない
意)自分のことだけど自分では出来ない、誰かの助けがあってこそ成り立つことがあるということ

  • 쥐 안 잡는 고양이라

直)ネズミを捕らぬ猫
意)本来の役割を果たせない人や物を指す言葉。または、すぐには役に立たないように見えるものがなくなった後に、その必要性を悟ることになるという言葉。

  • 쥐가 고양이를 만난 격

直)ネズミが猫に出くわしたよう
意)怖い人の前で身動きができないというたとえ

  • 쥐가 고양이를 무는 식

直)ネズミが猫を噛むよう
意)追い込まれると自分より強い相手に愚かにもはむかうというたとえ

日本の諺窮鼠猫を噛む
追い詰められたネズミは、猫にかみつく。弱者も絶体絶命の窮地に追い込まれると、必死に反撃するということ。

  • 쥐가 쥐 꼬리를 물고

直)ネズミがネズミのしっぽをくわえて
意)複数の人が相次いで出てくる様子を指す言葉

  • 쥐구멍에도 볕 들 날(이) 있다

直)鼠穴にも日が差す日がある
意)どんなに大変で苦しい境遇の人でも、我慢して待っていれば必ず好機は訪れるというたとえ

日本の諺待てば海路の日和あり
今は、思い通りに行かなくても待っていればチャンスがやってくる。辛抱強く待てということ。

  • 쥐면 꺼질까 불면 날까

直)握れば消えやしないか、吹けば飛びやしないか
意)親が幼い子供をとても愛し、育てること

【類】불면 꺼질까 쥐면 터질까:吹けば消えやしないか、握ればつぶれやしないか

  • 지나침은 미치지 못함과 같다

直)行き過ぎは及ばぬも同然だ
意)行き過ぎたものは、足りないものと同様によくないということ

日本の諺過ぎたるは猶及ばざるが如し
行き過ぎたことややり過ぎたことは及ばないということで、正しい道には適っていない。 物事の中庸を尊ぶべきであるということ。

  • 지렁이도 밟으면 꿈틀한다

直)ミミズも踏めばぴくりとする
意)痛みを感じないようなミミズでも、踏まれたら痛いということを表現するという意味で、どんなに小さく弱い者でも、それ相応の意地や感情があり侮ってはならないという言葉

日本の諺一寸の虫にも五分の魂

  • 지성이면 감천이다

直)誠を尽くせば天も感動する
意)真心が限りないと天も感動して助けてくれるという意味で、どんなことでも真心を尽くせば良い結果を得るということ

日本の諺至誠天に通ず
「誠を尽くせば 願いは必ず天に通じる」何事においても、誠実に取り組めば必ず願いは叶うという教えのこと。

  • 직업에는 귀천이 없다

直)職業に貴賎なし 
意)貴い職業・賎しい職業というような格差などないという職業差別を戒める言葉であり、人を職業によって見下したり格付けしたりしてはいけないということ

  • 진인사 대천명

直)盡人事待天命
意)人が仕事を行い天の命を待つという意味で、人として自身ができることを努力して最善を尽くした後に天の意を受け入れるという言葉

日本の諺人事を尽くして天命を待つ
やるべきことをやった上で、あとは運を天に任せるという心境をたとえる言葉

  • 집 떠나면 고생이다

直)家を出れば苦労する
意)あれこれ言っても、自分の家が一番いいという言葉。また、家を出れば苦労して不便な点があるものだということ。

【類】집 나가면 고생이다:家を出れば苦労する

  • 집이 타도 빈대 죽으니 좋다

直)家が焼けても南京虫が死ぬからよい
意)大きな損害を受けても些細な利益に満足する愚かさを皮肉る言葉
※南京虫=トコジラミ

  • 짚불도 쬐다 나면 섭섭하다

直)わら火でもあたり終えればなごり惜しい
意)すぐに無駄になったり、大したことないと思われていたものも、いざなくなると残念に思えるという言葉

  • 짚신도 (제) 짝이 있다

直)草履も相棒がいる
意)藁で作った草履も右側、左側に作られてペアがあるということで、つまらない人も似合うパートナーがいるという意味

日本の諺割れ鍋にとじ蓋
欠点がある者にも、その人にふさわしい伴侶を見つけることができるということ

子音 ㅊ (13)

  • 찬물도 위아래가 있다

直)冷や水にも上下がある
意)冷や水を飲むにも上と下がある。何事にも順序があるので、順序に沿って行わなければならないということ。

  • 참는 자가 이긴다

直)我慢する者が勝つ
意)敢えて勝とうとせず我慢した者が結局は勝利を収めるということ

日本の諺負けるが勝ち
一時は相手に勝ちを譲り、しいて争わないの方が自分の勝ちにつながるということ

  • 처녀가 애를 낳아도 할 말이 있다

直)未婚の女性が子供を産んでも言いたいことがある
意)昔、結婚していない女性が子供を産むことは、あってはならないことだった。事を働いた者にも、それなりの理由があるものだということ。

【類】핑계 없는 무덤 없다:言い訳のない墓はない

日本の諺盗人にも三分の理
悪事を働く泥棒にも、それなりの理由があるということ

  • 천 길 물속은 알아도 한 길 사람의 속은 모르다

直)千通りの水の底は知っていても一通り(一人)の人の心の内は分からない
意)とかく人の本音は分からないということ

【類】열 길 물속은 알아도 한 길 사람 속은 모른다:十通りの水の底はわかっても、人ひとりの心の内はわからない

  • 천냥 빚도 말로 갚는다

直)千両の借金も口先で返す
意)話が上手ければ難しいことや不可能に見えることも解決できるということ

【類】말 한마디에 천 냥 빚(을) 갚는다:一言で千両の借金を返す

  • 천리 길도 한 걸음부터

直)千里の道も一歩から
意)千里の遠い所へ行くにも足元の第一歩から始まるということ。大きなことを成し遂げるには、小さな積み重ねが大切だという言葉。

  • 철들자 망령 난다

直)分別がつくやもうろくが始まる
意)物心がつくころに老いぼれるという意味で、①(分別があり精力に満ちている期間は長くないから)何事も機会を逃さずに努力しろ。②年甲斐もなく非常識なふるまいをする人を皮肉る。③大人になれば、しっかりすると思ったが身体や頭脳が衰えて失敗をする人をからかう。

  • 첫딸은 세간 밑천이다

直)最初の娘は家財の元だ
意)娘は家事を引き受けることになるので、大きな元手に他ならない。長女は家事に大きく役立つという意味。

  • 첫 술에 배 부르랴

直)一匙で腹が膨れるか
意)何事も最初のうちから大きな成果を得ることはできない、努力しないと望む結果は得られない

【類】한 술 밥에 배 부르랴:一匙の飯で腹が膨れるか

  • 초록은 동색이다

直訳)緑は同色だ
意味)草色と緑は同じということ。似た物が交わる。または、名前は違っても性質が同じということ。

日本の諺類は友を呼ぶ
気の合う者や似通った者同士は、自然に寄り集まるということ

  • 초상집 개 같다

直)喪家の犬みたいだ
意)食べ物がなくてあちこちさまようこと。貧乏人ややつれた人を比喩的に言う言葉。

  • 친구 따라 강남 간다

直)友達について江南に行く
意)他人の影響で何かをすること。自分はしたくないが、人に引かれて何かをするということ。

日本の諺牛に引かれて善光寺詣り
他人の誘いや、思いがけないことが縁で偶然よい方に導かれること。

  • 침묵은 금이다

直)沈黙は金(きん)なり
意)黙っていることは、金ほどの価値があるということ。

※「沈黙は金」の対語は「雄弁は銀」→よどみなく喋ることは値打ちがある。だが、ときに黙っていることは雄弁より勝るという意味で「沈黙は金」と言う。

子音 ㅋ (4)

  • 칼로 물 베기

直)刀で水を切る
意)切っても切れない水。無駄なことを言う時によく例えることわざ

日本の諺夫婦喧嘩は犬も食わぬ
夫婦喧嘩は、たいがい些細なことが原因であり、すぐに仲直りするから仲裁を行うこと自体無駄なこと

  • 콩 심은 데 콩 나고 팥 심은 데 팥 난다

直)豆を植えたところに豆が出て小豆を植えたところに小豆が生える
意)すべてのことは根本的にそれに見合った結果をもたらすことを比喩的に言う言葉

日本の諺瓜の蔓に茄子はならぬ
平凡な親から非凡な才能をもつ子は生まれないというたとえ

  • 콩으로 메주를 쑨다 하여도 곧이듣지 않는다

直)大豆でみそ麹を作ると言っても信じない
意)普段よく嘘をつく者は、いくら事実を言っても信じないことを比喩的に言う言葉

【類】콩 가지고 두부 만든대도 곧이 안 듣는다:大豆で豆腐を作っても信じない

  • 콩을 팥이라 해도 곧이 듣는다

直)大豆を小豆だと言っても信じる
意)人の言葉を鵜呑みにすることを比喩的に言う言葉。良くも、悪くも使われるたとえ。

子音 ㅌ (3)

  • 타고난 팔자

直)生まれつきの運命
意)生まれた時から人生を左右する、良かったり悪かったりする運命。星回り。

  • 토끼 둘을 잡으려다가 하나도 못 잡는다

直)ウサギ2羽捕まえようとして1羽も捕まえられない
意)欲張って一度にいろいろなことをしようとすると、そのうちの一つも成し遂げられないということのたとえ

日本の諺二兎を追うものは一兎をも得ず
うさぎを二兎同時にとらえようとして、結局一兎も捕らえることはできない。 二つのことを同時に成し遂げようとしても、結局どちらも失敗に終わるということ

  • 티끌 모아 태산

直)ちりが集まって泰山
意)いくら小さいものでも集まると、後で大きな塊になることを比喩的に言う言葉。泰山(たいざん)とは、中国の1,545mある山のこと

日本の諺ちりも積もれば山となる
些細なものでも、数多く積もり重なれば高大なものとなる。時間をかけて継続すると、やがて、大きな結果につながるということ。

子音 ㅍ (5)

  • 팔은 안으로 굽는다

直)腕は内側に曲がる
意)腕は内側にしか曲がらない、身近な人に情がわくのは当然だ、自分と近い人に情が注がれるのは一般的なことだという言葉

日本の諺他人より身内
赤の他人よりも血がつながる身内の方が大事だ

  • 팔이 들이굽지 내굽나

直)腕は内側に曲がるのであって外側に曲がろうか
意)身近なものに味方したくなるのは当たり前の話だ。自分と近い人に情を注いだり、有利に仕事を処理することは認知想定ということ

  • 패는 곡식 이삭 빼기

直)刈る穀物の穂を抜く
意)うまくいっていることを意地悪な行動で台無しにする場合を比喩的に言う言葉

  • 피는 물보다 진하다

直)血は水より濃い
意)家族間の絆が常に他の関係より優先されるものだという意味

  • 핑계 없는 무덤이 없다

直)言い訳のない墓はない
意)昔、墓をめぐるいざこざが起きた際に、墓の場所を選んだ「地官のせいだ」と言い訳したことから、どんなことでも必ず言い訳がある。言い訳して責任逃れをしようとする人に皮肉の意味を込めて使う。

【類】처녀가 아이를 낳아도 할 말이 있다
未婚女性が子供を産んでも言いたいことがある

日本の諺盗人にも三分の理
悪事を働く泥棒にも、それなりの理由があるということ

子音 ㅎ (29)

  • 하나를 보고 열을 안다

直)一を見て十を知る
意)一部だけを見て全体を理解することが出来るということ

【類】
하나를 보면 열을 안다:一を見れば十を知る
하나를 알면 백을 안다:一を見れば百を知る

日本の諺一を聞いて十を知る
物事の一端を聞いただけで、その全体を理解できるほど聡明であることのたとえ

  • 하나만 알고 둘은 모른다

直)一だけ知って二は知らない
意)ある事物について一つを教えると、それだけに集中して周りを見ることができない、 全く融通が利かないこと

日本の諺一を知りて二を知らず
一つのことだけを知って、ほかのことは知ろうともしないこと(知識や識見が浅い)

  • 하늘은 스스로 돕는 자를 돕는다

直)天は自ら助ける者を助く
意)天は自ら努力する人を助けて成功させる・あることを成し遂げるためには、自分の努力が最も重要だということ

日本の諺天は自ら助くる者を助く
天は、他人の助けを借りずに自分自身で努力する者に力を貸してくれるという意味

  • 하늘을 봐야 별을 따지

直)空を見てこそ星が取れる
意)ある成果を収めるためには、それに相当する努力と準備が必要

日本の諺蒔かぬ種は生えぬ
何もせずによい結果が得られるわけがない

  • 하늘을 봐야 별을 따지

直)空を見てこそ星が取れる
意)ある成果を収めるためには、それに相当する努力と準備が必要

日本の諺蒔かぬ種は生えぬ
何もせずによい結果が得られるわけがない

  • 하늘의 별 따기

直)空の星取り
意)何かを得たり成就したりすることが非常に難しい場合を指す

日本の諺雲に梯(かけはし)
望んでも叶えられないこと・到底、達しがたい望みのたとえ

  • 하늘이 무너져도 솟아날 구멍이 있다

直)空が崩れても湧き出る穴がある
意)いくら難しいことにぶつかっても生きていく希望は必ずある

日本の諺窮すれば通ず
絶体絶命の窮地に追い込まれれば、案外その状況を打開する道がひらけるものである

  • 하룻강아지 범 무서운 줄 모른다

直)1歳の子犬、虎が怖いことを知らない
意)生まれたばかりの子犬は、虎がどれほど恐ろしいかわからず、分別なくむやみに飛びかかることを指す

日本の諺盲、蛇に怖じず
無知な者は、向こう見ずなことを平気でする

  • 한 가랑이에 두 다리 넣는다

直)ズボンの脚の片方に両足を突っ込む
意)大急ぎであわてふためくようす

  • 한 귀로 듣고 한 귀로 흘린다

直)片方の耳で聞いて、片方の耳で流す
意)人の話を注意深く聞かない、聞き流すというたとえ

日本の諺右の耳から左の耳
右の耳から入ったことが左の耳からすぐさま抜けていく。上の空で聞いたことを片っ端から忘れてしまうこと。

  • 한 노래로 긴 밤을 새울까

直)一つの歌で長い夜を明かせようか
意)一つのことで長い年月を無駄にするとか、何事も終わらせるときは終わらせて新しいことを始めるべきだ

  • 한 달이 크면 한 달은 작다

直)ひと月が大の月ならひと月は小の月
意)良いことの次は悪いことがくる

  • 한 말[소] 등에 두 길마를[안장을] 지울까

直)1頭の馬の背に2つの鞍を載せようか
意)一人に一度に二つの仕事をさせることはできない

  • 한 번 속지 두 번 안 속는다

直)一度は騙されても、二度は騙されまい
意)最初は知らずに騙されることもあるが、2回目はそうではない(二度目はない)

  • 한 번 실수는 병가지상사

直)一度のミスは、兵の一等軍曹
意)軍事専門家でも戦のときに一度はミスをするという意味で、どんなことにもミスや失敗が起こりうるから落胆することはない

日本の諺勝敗は兵家の常
戦いは、勝ちもあれば負けもある

  • 한 술 밥에 배 부르랴

直)一匙(ひとさじ)の飯で腹が膨れるか
意)何事も最初のうちから大きな成果を得ることはできない、努力しないと望む結果は得られない

【類】첫 술에 배 부르랴:一口(一匙)目で腹が膨れるか

  • 한 우물을 파다

直)一つの井戸を掘る
意)一つのことに打ち込んで最後までやり通せ

【類】우물을 파도 한 우물을 파라:井戸を掘っても一つの井戸を掘れ

日本の諺石の上にも三年
がまん強く辛抱すれば必ず成功する

  • 한 치 걸러 두 치

直)一親等飛ばして二親等
意)親交は、少し遠くても大きく違うということ

日本の諺負うた子より抱いた子
離れている者よりも、身近な者をまず大切にするのが人情の常であるということ

  • 행차후 나팔

直)お出まし後のラッパ
意)偉い方のお出まし後に急いでラッパ隊をよこすという意味で、一歩遅れて急いで対策を打つ、手遅れというたとえ

日本の諺後の祭り
手遅れ、時期に間に合わないこと

  • 형만 한 아우 없다

直)兄ほどの弟はいない
意)弟がいくら優れていても、兄ほどではない。または、弟がいくら兄のことを想っても兄が弟を想う気持ちには及ばないという言葉
※아우(昔の言葉で[弟])

【類】아비만한 자식 없다:父ほどの子はいない

  • 호랑이 굴에 가야 호랑이를 잡는다

直)虎の洞窟に入れば虎を捕まえることができる
意)危険を乗り越えなければ、大きな成果は得られない

【類】호랑이를 잡으려면 호랑이 굴에 들어가야 한다:虎を捕まえようとするなら、虎の穴に入らなければならない

日本の諺虎穴に入らずんば虎子を得ず
身の危険を冒さなければ、大きな成果は得られない

  • 호랑이는 죽어서 가죽을 남기고, 사람은 죽어서 이름을 남긴다

直)虎は死して皮を残し、 人は死して名を残す
意)人は生前に立派な仕事をして後世に輝く名前を残さなければならない

【類】범은 죽어서 가죽을 남기고, 사람은 죽어서 이름을 남긴다

  • 호랑이도 제 말 하면 온다

直)虎も自分の話しをすればやって来る
意)山奥に住む虎も自分のことを話せば訪れるということで、当事者がその場にいないからとむやみに話してはいけないということ

【類】범도 제 소리 하면 온다:虎も自分の話しをすればやって来る
범=호랑이

日本の諺噂をすれば影がさす
人の噂をしていると、不思議と当人が現れることがあるというたとえ

  • 호랑이에 날개를 단 격이다

直)虎に翼をつけたようなものだ
意)そうでなくても強いのに、プラスで力を得ること

【類】
호랑이의 날개:虎の翼
범에 날개:虎に翼
※범=호랑이

日本の諺鬼に金棒
強い者に更に強さが加わり、無敵となること

  • 호랑이에게 물려가도 정신만 차리면 산다

直)虎にかまれても気が確かなら死なない
意)危急な状況でも気をしっかり持てば危を脱することができるというたとえ

  • 호미로 막을 것을 가래로 막는다

直)草刈り鎌で防ぐものを鋤で防ぐ
意)事が小さい時に処理せず、結局は余計に大変なことになるという言葉

日本の諺今日の一針明日の十針
今日1針縫うことを怠れば、明日はほころびが大きくなって、10針も繕わねばならなくなる

  • 호박이 넝쿨째로 굴러떨어졌다

直)かぼちゃが蔓ごと転がりこむ
意)思いがけず良い物を手に入れたり、幸運に巡り合うこと。大きな力を入れずに偶然かぼちゃが横転したり、大きな成果を収めたというたとえ

【類】굴러온 호박:転がるかぼちゃ
호박이 넝쿨째 굴러 들어 온다:かぼちゃが蔓ごと転がってくる
호박이 굴렀다[떨어졌다]:かぼちゃが転がった[落ちた]

日本の諺棚からぼたもち
棚からぼたもちが落ちてきて、それがうまく口の中に入る事から(思いがけない幸運に恵まれる)

  • 혹 떼러 갔다 혹 붙여 온다

直)こぶ取りに行ってこぶをつけてくる
意)利益を得るつもりで行ったのに害をこうむる。自分の負担を減らそうとしたが、他の仕事まで引き受けるはめになった。 こぶじいさんがおばけを騙してこぶを取ったという噂を聞いた別のこぶじいさんがおばけに会ってこぶを取ろうとしたが、むしろこぶをもう一つつけてきたという話から出た言葉。

日本の諺ミイラ取りがミイラになる
ミイラを取りに行った者が、目的を果たせずに命を失い、自分がミイラになってしまう。相手に働きかけようとしたが、逆に相手にとりこまれてしまうことのたとえ

  • 홍시 먹다가 이 빠진다

直)熟柿を食べて歯が抜ける
意)油断すると思いもよらないミスが生じることがあるので、いつも気をつけろという言葉

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